データエンジアリングの領域でIceberg(アイスバーグ)という技術をよく聞きます。これは、大量のデータ(ビックデータ)を効率よく扱う(高速で一貫性のあるクエリ)ためのオープンソースのテーブル形式なんですね。
少し簡単に概要を見ていきましょう!
Table of Contents
1. はじめに:IcebergとOpenFlow、何が違う?
Apache Icebergは、巨大な分析データを扱うためのオープンなテーブル形式(open table format)です。Spark/Flink/Trino/Presto/Hive/Impalaなど複数エンジンから同じテーブルを安全に同時利用できるのが特長で、ビッグデータをRDBのテーブルのように扱う体験を提供します。
2. Apache Icebergとは?
Apache Icebergは Netflix によって開発され、現在は Apache のプロジェクトとして進化している大規模分析用テーブル形式(table format)です。Hive テーブルの欠点を克服し、SQLテーブルのような信頼性を保ちながら、Spark・Trino・Flink・Hive など複数の処理エンジンから安全に利用できます。
Icebergの主な特徴と仕組み
- ACIDトランザクション:並行処理・更新にも強く、一貫性のある結果を保証 MediumGoogle Cloud
- スキーマ変更に強い(スキーマ進化):列の追加・削除・名前変更をテーブル再構築不要で実行可能 Medium
- Time Travel(過去データ閲覧):スナップショットで過去の状態を再現・ロールバック可能 Medium
- 効率的なクエリ処理:メタデータ管理により、ファイル単位でアクセスを最小化し高速化 MediumGoogle Cloud
Icebergの導入事例と活用例
Airbnb、Netflix、LinkedIn、Appleなどの大企業が導入。Google Cloud BigQuery や AWS Athena、Snowflake でも対応しています 。Snowflake の Iceberg 対応詳細はこちら。
5. OpenFlowとは?
OpenFlowは、ネットワーク制御層(コントロールプレーン)とデータ転送層(フォワーディングプレーン)を分離する通信プロトコルで、SDN(Software Defined Networking)のキーテクノロジーです 。
ONF(Open Networking Foundation)が管理し、多くのスイッチや仮想スイッチが対応しています。
6. OpenFlowの仕組みと利点
- 中央制御型ネットワーク:SDNコントローラーがネットワーク機器の動作を制御
- 柔軟なトラフィック管理:流量制御や条件付きルーティングなど高度な制御が可能
- ベンダー非依存:複数社のスイッチを統一的に制御できるアプローチ techtarget.comveracity.io
Googleなどでは、内部データセンターで OpenFlow を使った仮想ネットワークを構築していました WIREDWIREDWIRED。
7. IcebergとOpenFlow、どちらを学ぶべき?
技術カテゴリ | 目的・用途 | 学ぶべき人 |
---|---|---|
Apache Iceberg | 大量データの信頼性/高速分析/スナップショット管理 | データエンジニア・分析エンジニア希望者 |
OpenFlow | ネットワーク設定をソフト制御/SDN構築 | ネットワークエンジニア志望者・クラウド基盤志向の方 |
8. 参考リンク(公式サイト)
- Apache Iceberg 公式サイト:iceberg.apache.org Snowflake+1Snowflake+1
- Google Cloud “What is Apache Iceberg?” 解説記事 Google Cloud
- DataCamp 初心者ガイド(日本語部分なしですが分かりやすい)datacamp.com
- Wikipedia: OpenFlow(プロトコルの概要・歴史)en.wikipedia.org+1lightyear.ai+1
- TechTarget “OpenFlow” 定義記事 WIRED+15techtarget.com+15es.wikipedia.org+15