こんにちは、データクラウド研究所です!
この記事は「Webマーケの全体像を一気に把握→すぐ動ける」ことを目的に、アクセス解析/指標とKPI/SEO対策/SNSマーケティング/広告運用の5本柱を、現場で使う言葉とセットで超わかりやすくまとめたポータルです。まずは地図を頭に入れて、必要なところから深掘りしていきましょう。
Table of Contents
なぜ“全体像”が先か?
Webマーケは分業されがちですが、成果は「集客 → 計測 → 改善」の一気通貫で決まります。どれか1つだけ強くても伸び悩むのは、「他の歯車」と噛み合っていないから。5本柱を“つなげて”理解するのが近道です。
- アクセス解析で事実を見る
- KPIで「何を伸ばすか」を決める
- SEOで土台の自然流入を増やす
- SNSで語られ、関係を育てる
- 広告で狙って学習させ、効率化する
1. アクセス解析:事実ベースで課題を特定する
目的:訪問者の行動・属性を数値で把握し、改善の打ち手を見つける。
代表ツール:Google アナリティクス、Google Search Console、ヒートマップ など。
見るべき基本データ
- PV(ページビュー):どのページが読まれている?
- UU(ユニークユーザー):何人が来ている?
- セッション:訪問1回の行動のまとまり(例:30分無操作で区切り)
- 直帰率/離脱率:どこで離れている?
- 流入経路:検索・SNS・広告・外部リンク…どこから来た?
ここに属する用語(抜粋)
PV/UU/UI/UX/フリークエンシー(接触頻度)/発火(イベント発生)/ポータルサイト
最初の一手を打とう
- 入口(トップ/主要流入ページ)と出口(離脱ページ)を特定
- 読まれているのに離脱が多いページを優先改善(見出し/導線/速度)
2. 指標とKPI:”成果が出た”を数値で言えるようにする
目的:ゴールから逆算し、追うべき数値を明確化する。
よく使う指標
- CTR(クリック率):表示に対して何%クリックされたか
- CVR(コンバージョン率):訪問のうち何%が申込・購入に到達したか
- CPA(獲得単価):1件の申込・購入にいくらかかったか
- LTV(顧客生涯価値):1人の顧客が生む合計利益
- ROI(投資対効果):使ったコストに対して得た利益の比率
KGIとKPIの関係について
- KGI:最終ゴール(例:月間申込100件)
- KPI:そこに至る中間指標(例:LP到達数、CTA クリック率、CVR など)
ここで登場する用語
PV/UU/CTR/CVR/CPC/CPM/eCPM/CPA/LTV/ROI/KGI/KPI/Reach(到達)/Lead(リード)/Conversion/PDCA
最初の一手
- 現状のKGI → KPIの「数値の分解表」を1枚で作る
(例:申込=LP到達 × CTAクリック率 × フォーム到達 × CVR)
3. SEO対策:広告費ゼロで、検索から“ずっと”来てもらう
目的:検索エンジン経由の自然流入を増やす。
基本の打ち手
- キーワード設計:検索意図に合う記事テーマと見出し
- コンテンツの質:独自性・一次情報・網羅性
- 内部最適化:タイトル/見出し/内部リンク/構造化
- 表示速度・UX:速く、読みやすく、迷わない
- 被リンク:自然に引用される価値あるコンテンツ
ここで登場する指標
TD(Title & Description)/UI/UX/リダイレクト/ランディングページ/ポータルサイト
最初の一手
- 既存記事を検索意図で棚卸し → タイトル・見出し・導入文を1記事ずつ磨き直し
- 主要キーワードで内部リンクの網を作る(関連3〜5本を相互接続)
4. SNSマーケティング:届く・語られる・関係が続く
目的:認知拡大・関係構築・拡散を通じてサイト/購買へ導く。
成功パターンの型について
- 共感:ユーザー語り・課題の言語化・体験共有
- 有用:Tips/チェックリスト/テンプレ/事例
- 参加:質問・投票・UGC(ユーザー生成コンテンツ)の促し
セグメント設計
- デモグラフィック:年齢・性別・地域・職業
- サイコグラフィック:価値観・ライフスタイル・動機
- 行動ベース:閲覧履歴・検索履歴・反応履歴(→行動ターゲティング/リターゲティング)
ここで登場する用語
行動ターゲティング/リターゲティング/サイコグラフィック/デモグラフィック/タッチポイント/ステルスマーケティング(NG例の理解も重要)/マーケティングオートメーション
最後の一手
- 1つのSNSで週3本の定例フォーマットを回す(例:月:Tips、木:事例、土:Q&A)
- 反応の良い投稿→LPや記事へ深掘り導線を必ず付ける
5. 広告運用:狙った相手に、狙ったコストで、狙った成果を
目的:最短で見込み客にリーチし、学習を回して効率化する。
主要チャネル
- 検索広告(SEM):顕在ニーズに刺さる
- ディスプレイ/動画:認知を広げる
- SNS広告:属性・興味関心で絞り込む
- PMP/予約型:ブランドセーフティや面の品質重視
運用の骨子
- ターゲット(誰に)/オファー(何を)/クリエイティブ(どう見せる)
- 入札・配信最適化(学習を邪魔しない設計)
- LTV前提のCPA・ROAS管理(短期×中長期のバランス)
ここで登場する用語
DSP/DMP/SSP/PMP/アドサーバー/インプレッション/運用型広告/予約型広告/メディアレップ/ランディングページ/行動ターゲティング/リターゲティング/CPC/CPM/eCPM/CPA/ROI/MA(マーケティングオートメーション)
最初の一手
- 1キャンペーン=1目的=1主要KPIで設計(混ぜない)
- 検索×指名/非指名、SNS×興味関心で小さくABテスト → 勝ち筋へ予算シフト
まとめ:5本柱を“つなげて”回す
- アクセス解析で事実を見る
- KPIで「何を伸ばすか」を決める
- SEOで土台の自然流入を増やす
- SNSで語られ、関係を育てる
- 広告で狙って学習させ、効率化する